ラジオ局情報
NHKラジオ第2放送の特徴
NHKが行なうAM放送(中波放送)では、主に語学番組や学生向けの講座番組などの教育番組を放送しています。
歴史

1925年、前身となる社団法人東京放送局が、日本初のラジオ放送を開始しました。開始当初は1チャンネルのみの放送でしたが、1931年、都市部のインテリ層に向けた教養番組の専門局として分離しました。戦時中には、第2放送は休止となりましたが、終戦後に放送を再開します。70年代後半にFM放送が開始するまでは、クラシック音楽の演奏会なども放送していました。
人気番組

主にテレビの教育テレビ(Eテレ)と同じように、語学講座や高校生向けの講座番組などの教養番組が放送されます。また、日本に住む外国人に向けた外国語ニュースも行なっています。
語学講座
語学学習者に向けた講座番組です。放送している言語は、英語をはじめ、ハングルや中国語などのアジア言語、フランス語、ドイツ語、スペイン語などのヨーロッパ言語の他、アラビア語や、日本に住む外国人に向けた日本語の語学講座も行なっています。また昨今は、ウェブサイト上での音声配信も行なっているため、放送終了後でも、実際の発音を聞きながら復習することが可能です。
NHK高校講座
全国の通信制高校に通う学生に向けた番組として、1953年に放送を開始しました。1960年には、教育テレビ(Eテレ)での放送もスタートしました。番組は、高等学校の学習指導要領にしたがって構成されていて、一年間の聴取を通じて高校教育課程を学ぶことができます。また2000年以降は、秋季入学の学生に向けた10月スタートの再放送番組『高校講座ライブラリー』を放送しています。
外国語ニュース
NHKが行なっている全国に向けた短波放送「NHKワールド・ラジオ」の中から、英語、スペイン語、ポルトガル語、ハングル、中国語など、日本に住む外国人のための外国語ニュース番組をラジオ第2放送でも行なっています。
『お話でてこい』
幼稚園生や小学校低学年の小さな子どもの「想像力」を育むことを目的に、1951年から行なわれている朗読番組です。朗読にはベテランの俳優を起用し、毎回「でてきた、でてきた、でてきたぞ。ほーら、でてきた。でてこいおじさんのお話が始まるよ」という口上のあとに物語の朗読がスタートします。
インターネットラジオ「らじる★らじる」
NHKラジオでは、難聴地域での受信状況の改善を目指し、インターネット回線を使ってラジオ放送と同時に番組を配信する「サイマル放送」を実施しています。NHKラジオ第2放送は、日本全国の聴取者に向けた「全国向け共通番組」の配信も行なっています。