ラジオ局情報
ラジオの聴取率とCM
民放のラジオ番組を聴いていると、途中でCMが流れてきます。ここではラジオの聴取率がCMとどのような関係を持つのかについて説明します。
CMの料金と聴取率の関係

聴取率が高い時間帯程、CMの出稿料が高くなる傾向があります。聴取率が低い時間帯は出稿料は安くなっています。
CMの料金区分

料金区分はラジオ局によって異なります。一般的には聴取率の高い月~土曜日の朝、夕の時間帯がAまたは特Aなどと格付けされており、最も料金が高い扱いです。午前中から夕方、19時から0時までの中間の時間帯はBまたは特B、深夜から早朝にかけてはCと格付けされています。Cが最もCM料金が安くなる区分です。
プロ野球中継
プロ野球中継は聴取率が安定して高く得られることから、通常の料金区分とは別途料金が設定されています。選手が交代する際の時間などもCM放送時間として使用できるため、CMの放送回数自体が多いのも特徴です。
CMの種類
ラジオのCMには大きく分けて、タイム提供とスポットCMの2種類があります。
タイム提供
タイム提供のCMは、番組単位またはワイド番組におけるコーナーで流れるCMです。提供スポンサーとして、番組中にスポンサー名や商品名がアナウンスされます。また、番組の提供スポンサーとして番組の内容に発言権を持つ場合もあります。
スポットCM
スポットCMは、番組と番組の間やワイド番組におけるコーナー間に流れるCMです。以下の2種類に分類されます。
ステーションブレーク
番組と番組の間に流れるCMをステーションブレークと呼びます。ステブレという略称で呼ばれることもあります。
パーティシペーション
ワイド番組などの放送時間内に流れるCMをパーティシペーションと呼び、出稿した数社のCMが放送されます。PTという略称で呼ばれることもあります。
CM料金区分の改訂
ラジオのCM料金の改訂は毎年2回、春(4月)と秋(10月)に行なわれます。料金区分の改訂時に聴取率が料金の変更の指標になります。聴取率の高い時間帯は値上げされ、聴取率の低い時間帯は値下げされます。聴取率とともにリスナー属性(職業、年齢、性別、地域)などの調査結果も併せてスポンサー企業に公開されます。
割増料金
特別番組の場合は、通常のCM料金に割増料金が付加されるのが一般的です。
CM料金の割引
料金区分の改訂とは別途、タイム提供の契約期間やスポットCMの本数などで割引が適用される場合もあります。